60万を失ったとき、しばらくスーパーで値札を見るのもしんどかった。
あなたは、NISAを使っているだろうか。
国が作った少額投資非課税制度だ。
利益に通常かかる約20%の税金がゼロになる。
利用しない手はない。
私は社会保険と同等クラスの良い制度だと思っている。
ただし、落とし穴がある。
損をしたとき、NISAでは損益通算ができない。
他の口座で儲かった利益と相殺できないのだ。
損はそのまま損で終わる。
「リアル損」のまま終わるのである。
これを身をもって体験した。
私は60万を損切した
AIブームで電力需要が増える。
冷却装置も伸びる。
そう読んで、AI関連・冷却需要関連の大手電機会社の株を現金をかき集めて購入した。
しかもNISA枠で。
「上がったとき20%も税金取られるのはもったいない。」そう思っていた。
案の定、株は上昇し始めた。
よっしゃ!
私の読み通りだ。
しかし、ある日から雲行きが怪しくなる。
「・・・?」
数日後、その会社が「不正をしていた」と発表した。
株は信用が命だ。
うそをついた会社に虎の子を預ける投資家はいない。
翌日、ストップ安。
上場廃止リスクまで報道された。
「ちょっと、待ってくれよ。マジか・・・」
私の中で何かが音を立てて崩れていった。
それでもすぐに動けなかった。
傷口はさらに広がった。
数日後、損切した。
損切額60万。
大金だ。
不正する会社に投資したのは私の判断だ。
諦めるほかない。
NISA口座では損益通算もできない。
「お疲れ様」それで終わりだ。
60万から学んだこと
① 企業の「信頼性」は数字より大事だ
業績がいくら良くても、不正リスクは読めない。
分散投資の大切さを痛感した。
② NISA枠は慎重に使う
確信があっても、NISA枠に集中投資するのはリスクが高い。
損益通算ができない分、慎重さが必要だ。
③ 損切りは決断だ。ズルズル持つより100倍マシ。
傷口が広がってから動いた。
もっと早く切るべきだった。
損切りは失敗じゃない。
判断だ。
(勇気いるけどね、ほんと)
④ それでも投資をやめない
60万飛んでも市場から退場しなかった。
相場は続く。
資産形成も続く。
まとめ
- ・NISAは最高の制度。でも損益通算ができない落とし穴がある
- ・企業の信頼性は業績と同じくらい大事
- ・損切りは早いほどいい
- ・失敗しても市場に残ることが大事
投資は、うまくいく日ばかりじゃない。
でも失敗しながらでも、市場に残った人だけが次の景色を見られるのだと思う。
60万の授業料は高かった。でもこれが今の私の投資哲学の土台になっている。
あなたはNISA口座、どう使っていますか?
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