神魂神社　

神魂神社（かもすじんじゃ）
ここは熊野大社からほど近く
伊弉冉尊を祭る神社だ。

立ち姿が
飾りっ気がなく
それでいて気品がある。
凜として美しい。
まさに日本の母。
そういった印象だ。

とても古い社らしく大社造りという。

出雲大社より古いと思う。

ここには巫女さんがいらっしゃる。

とても気さくで
優しく
素敵な方だ。

この季節は神社には
可憐な椿が咲く。
まだ、つぼみが多かったが
中には咲いているものもある。
小さくともその姿は可憐だ。

神魂神社にも
摂社がある。

まずはやはり
貴布祢稲荷両神社である。
ここは1つの建物に
2つの神様が祭られている。
それを守護するのが
狐たち。
1つが稲荷様だからである。

ここのお狐さんたちも
かなり古く
全体に丸みを帯びている。
首には、
しめ縄を捲いておられる。

稲荷社から
斜め上に
小ぶりな荒神社。
ここは大雪の被害で
再建されたお社である。

そしてその横。
地元の氏子たちが作成する
「神おろし」の場。

毎年1回だけ作られて
1年、そのまま置かれる。

とても神聖な場所だ。