こんにちわ。
読んだ本の感想を防備録を兼ねて
書くことにする。
読んだ本
「星の商人」犬飼ターボ著
成功の秘宝を手に入れるためのレッスン
私は以前、士業を開業していると述べた。
何の士業かというと
「社会保険労務士」である。
社会保険労務士事務所を開業しているのだ。
どんな仕事をしているのか、
何をするのかとかとは
また今後述べることとする。
この本が士業を開業している
私にとって
どんな意味があったのか・・・
それについて
書いてみたい。
個人事務所を開業するということ。
そこにはサラーリーマンとは
まったく別の世界が広がっている。
環境も
悩みも
立ち位置も
すべてが別世界だ。
自分の稼ぎが
約束されていないのである。
そこの違いが大きい。
私は去年の11月で
開業2年が過ぎ去り
3年目に突入した。
社会保険労務士試験には合格したものの
経験無し
人脈無し
のナイナイずくめの私。
そりゃ、当然
稼げない。
それでも
ご縁を頂いた会社もあり
ほんとに感謝している。
ただ、個人的には
挫折感も感じ
暗礁に乗り上げた感じも在る。
そんなときに
見つけて読んだ本だ。
・・・・
漁師の村のレキが
大商人の道を歩む
成功ストーリー。
そこには賢人の存在が有
その教えに従って
成功していく。
賢人が羊皮紙を与えてくれ
そこに教えが一つ書かれてあった。
その教えとは
「他の成功は己の成功」
これだけ。
他人の成功を手伝うと自分も成功するということ。
レキは、港で商人の手伝いを買って出る。
お礼も言わない輩もいたが
気の合う商人もいた。
レキの助けを非常に喜んでくれた、
その商人の名はアル。
壺を仕入れ、売り歩く商人だ。
アルの手伝いをして喜ばれたことにより、
レキは手伝うと言っても、
誰彼でも言い訳ではないと気がついた。
全く感謝しない者もいたのだから。
すると、その「他の成功は己の成功」の下に
するすると
「成功者にふさわしい者を選べ」
と文字が出てきた。
他の人を手伝うにしても、相手を選ぶことが大切なんだ!!
とレキは気がつく。
賢人にもらった羊皮紙には
本人が気がつくと
教えが出てくる品物らしい。
アルを成功者に選んだレキは
アルに
「アルの成功って一体どんなの?」
と聞いてみる。
すると羊皮紙に、するするする・・・
「その者の成功を知れ」
アルの成功とは
「この国の壺をもっと多く
他国に売り、自国の壺職人を喜ばせたい」
ということだった。
アルは壺の目利きで壺を選ぶ確かな目を持っていた。
アルには壺の仕入れに専念してもらい
倉庫の管理と
壺の販売、それらはレキが引き受けた。
壺を売るときでも
「相手に対して
どうやって壺を売ったら儲かるのか
その売り方を教える」という
他の成功は己の成功を実践。
そのうち
レキたちは自分たちの船を持とう
それで外国に売りに行こうと考える。
船の資金を集めるときも
単にお金を貸してくれではなく
「出資すれば、いかに成功するか」
を話した。
するとあっという間に
資金が集まった。
ここでも「他の成功が己の成功」
この実践だった。
レキたちは船を複数持つことを考えた。
2隻目。
この船の船長が、雇われ船長で腕は良いが暴れ者。
水夫がみんな辞めてしまい、
船が出航できなくなる。
しかし、適当な船長がいない。
そこでレキのノウハウをすべて
教え込んで船長を育て、
その船にレキが投資することに
した。
「仕組みで分かち合う」
これだ。
自分のすべてを分かち合い、
大商人をどんどん
育てていく。
それに自ら出資して行く仕組みだ。
・・・
賢者の考える大商人は世間で言う大商人とは違う。
賢者の言う大商人とは
「多くの者を成功させ、
豊かさを分け合った者のことじゃ。」
「「他の成功は己の成功」とはもっと深い意味がある。
「この世の富は限られたものではなく、
無限である。」ということじゃ。
もしそうなら、その者は富を分かち合うだろう。
そして、共存の世界に生きることになる。
しかし、富が限られていると思うと
富の奪い合いを始めるだろう。
ライバルがいたら、負かさずにはいられない。
それは競争の世界だ。
どっちが正しいと思う?」
「勿論、共存の世界です。」
「違うのだ。どちらも正しいのだ。
誰にとっても信じた世界が
真実の世界だからのう。」
レキは「私の使命は大商人の秘法を世に広めることだ」
と語り、
成功を分かち合う商人たちは
「星の商人」と呼ばれるようになった。
・・・・
一番私に響いたのは
「他の成功は己の成功」
「この世の富は無限である」
この2つだ。
お客様の成功は私の成功。
私はこの視点が欠落していた。
自分の知識を増やす、
自分のファンを増やす。
こればかりに目が行って
他の成功に目が行ってない。
そういえば
営業とは
「顧客の問題解決だ」
という、本を読んだっけ・・・・
自分の事業を始めると
いかに事業を安定させるかに
視線が集中してしまう。
それでは
顧客の心に響かない。
顧客の問題解決
顧客の求めているもの
それを与えること。
与える力を持つこと。
そして富は無限・・・
これも以前読んだ内容だ。
エイブラハムの教えだ。
よく考えれば、知ってる内容だった,
そう言えるかも知れない。
ただ、このように物語にして
読むと心の中での響き方が違う。
わかりやすいのである。
私の精進が問われている。
私の在り方が問われている。
そう思った。
珠