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2000万円問題はムリゲーだと思っていた私が、4000万円シミュレーションで考えを変えた理由

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かつて「老後2000万円問題」が話題になったとき、
「そんなの無理に決まっている」と感じた人は多いのではないでしょうか。
今回は、当時その数字に絶望していた私が、
4000万円シミュレーションを通して考え方を変えていった過程をお話しします。

以前老後2000万問題がマスコミを騒がしていた時期、
私もテレビのニュースで小耳に挟んでいた。

2000万かぁ。

ちょっと宙を見た記憶がある。

当時は社会保険労務士として足元もおぼつかない時代の私がいた。

まだ老後のことをリアルに思っていたわけじゃない。

私も少々若かった。

でも、軽く言ってくれるよ金融庁・・・

ブツブツ独り言を言った記憶が残っている私。

① 2000万円は「届かない数字」に見えた

2000万。200万じゃなくて2000万。

2000万ってブラック零細企業21年の私からすれば、
のけぞるぐらい大金よ。

私の40歳の時の手取りを知ってるのか??
吹けば飛ぶような会社に勤続してきた私。
しかも21年も!

私は自分の過去に対しての後悔もあって肩を落とした。

私は特にひどい状況だったかもしれないが、
多分、日本人の8割方「2000万?貯まるわけないだろ?」って思っていたような気がする。

ニュースもそういう口調だった。

確か。

「2000万、やばい、足りない」みたいに煽ってた。

あなたはどうだった?

私に似た感想を持たなかっただろうか?

ちょっと前のことだから忘れたかな?(笑)

老後不安というより、
給料の上がらない日本においてポンと出てきた数字に驚いたのが正直な感想だ。

それまではだれしもそんなに「老後」を意識してなかった。

当時70代以上の人は現役「老後中」だったけど、
彼らですらあまり老後を意識していないように見えた。
別に金が足りないって言ってる人もいなかった。

あの2000万以来、急に「老後」への注目度があがった。

それだけインパクトがあったのだ。

あの数字……

② なぜ2000万円はムリゲーに見えたのか

まわりをみても、
ブラック零細企業の同僚はもちろん
管理栄養士仲間もみんな2000万には程遠い低賃金でがんばっていた。

ブラック零細企業なんてボーナスが寸志だった。
一番もらえたときは30歳前だった。

つまりそこから右肩下がりだったということ。
無残なり。

そんな日常の私たちにいきなり2000万って。

生きる夢が消えて不安が湧き上がった印象を持った。

そもそも2000万に到達できるのか?

私は?

石の上にも21年。
実家暮らしで積み上げた貯金少々、
株少々。
その株も当時は値動きさえ見ていなかったと思う。
60からもらえる10年定期の個人年金に願いを託した有様だった。

年金も10万あるかないかだ。
60から個人年金をもらって65までは食いつなごう。
65から年金もプラスして70まではなんとか行けそうだ。

その先は?

ぼんやりそんなことを考えていた気がする。

当時の私は日々の生活と、社会保険労務士としての今後のことに一生懸命。


2000万、無理じゃね?!

それで棚上げしていた。

③ 4000万円シミュレーションで見えた現実

あれから年月が経ち、今でも2000万を聞くことがある。

私もかなり考えが深まった。

先日、65歳で4000万円あれば安心なのか?100歳までシミュレーションしてみたという記事で書いたとおり、65歳時4000万という一つの基準を設け、取り崩しのシミュレーションをしてみた。

4000万の資産が市場(米国S&Pを想定)においておくだけで、
過去は資産が爆発的に伸びていた事実を知った。

取り崩しを行っても増える資産。

まるで夢のようだった。

これが資産効果か。

にわかに皮算用を始める私。

でも気持ちは明るかった。


2000万の数字を初めて聞いたあの時。

暗い後悔と怒り、それと不安。

それとは180度ちがった気持ちだった。

市場は私に希望と光をくれた。

④ お金が増えても不安が消えなかった理由

資産はある程度大きくなると、
増える額が爆発的に大きくなるものらしい。
シミュレーションをしてみてその効果を体感した。

この資産が増えていく仕組みについては、老後資産の安全ラインはいくらか?|72の法則が50代を救うでも詳しく書いている。

お金は一定程度、安心を与えてくれた。

ありがたや・・・

いや、でも待てよ。

今度は別の不安が頭をもたげてきた。

なんせ独身、おひとり様である。
老後夫婦円満に・・とか、
老後は子供に面倒みてもらおうとか、
悠長なことは言ってられないことに気が付いた。

そして「孤独死」なる単語を目にしてぎょっとしたりした。

⑤ 安心と不安は同時に存在する

お金は不安を軽くしてくれる。

でも不安がなくなるわけじゃないんだ。

実感しているこの頃だ。

孤独死に関していえば、そこは割り切れた。

そもそも死ぬときは、
大勢に囲まれていようが一人きりだろうが、
それは外見のことであり結局のところ、
一人ってことに納得したからだ。

生まれてくるときと死ぬときは、みんな一人なのである。

だから孤独死?

違うね。

もし仮に一人で亡くなる人がいれば、それは孤高死だと私は言う。

そしてやはり健康問題。

これは最懸念事項だ。
おひとり様は健康を維持しなきゃならない。
おひとり様に限ったことではないが、
面倒を見てくれる近親者が夫がいない分少ないのだから、ここは頑張りたい。

・・・夫がいても同じか。ここまで書いてそう思う。

不安がいろいろ膨らんでくる。
それは誰しも年齢を重ねればそうなるだろう。

こうした「お金があっても消えない不安」については、
3000万円あっても約4割が老後不安|安心はお金だけでは買えないのかや、

お金がないことが怖かった理由|私が貯金好きになった原点でも触れている。

⑥ それでも私は生涯現役でいたい

不安も決して悪いものじゃない。

不安があるおかげで、
用意ができる、
覚悟ができる、
いい面もあるのだ。

不安をバネに飛翔したいと考えている。

飛翔した先には「生涯現役」という魅惑の世界が待っている。

私はそう考えている。

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