ブランコの話が刺さった
孤独に悩む人に、著者はこう言う。
ブランコを漕いでいるようなものだ。
前に出るとき楽しくて、後ろに下がるとき寂しい。
楽しさだけを大きくすることはできない。
それが波の基本だ。
寂しさを怖れて、孤独にならないように賑やかさだけを求める人がいる。
そういう人はブランコを漕がずに前だけに進もうともがいている状態だ。
ブランコはほぼ止まっている。
だから大きな寂しさはないが、思い描いた楽しさもいつまでも届かない。
寂しい?大いに結構。ブランコが揺れているだけだ。
孤独は創造を生む
孤独のどん底にいると感じたとき、著者はこう勧める。
絵を描け。詩を書け。音楽を作れ。
見る・読むの受け身ではなく、自分で創り出すことが大切だ。
創造する行為に時間を費やせば、気持ちの一部は必ず昇華される。
私も料理をしたり、ブログを書いたりするとき、喜びを感じる。
それも創造だ。
苦しさや悲しさを昇華していく力が、創造にはある。
「絆」は縄だった
これには驚いた。
「絆」というのは、家畜が逃げないように脚を縛っておく縄のことらしい。
絆は自由の反対にある言葉だ。
家族や友人に感謝することはもちろん大切だ。
でも生きる目的は自分の自由のためであるべきだと著者はいう。
現代人は柵に縛られすぎている。
「絆」「つながり」「みんな一緒」という言葉に縛られて、孤独を恐れている。
孤独死を恐れなくなった
独身の私は、先は「孤独死」か、とちょっと暗く思っていた。
でもこの本を読んで変わった。
一人で亡くなることは、誰もがいつか迎えるシーンだ。
結婚した人も、いずれは片方だけになる。
みんな最後は一人だ。
その人が寂しかったかどうかは、当の本人にしかわからない。
他人が「孤独死だ、かわいそうだ」と決めつけるのは余計なお世話だ。
今の私はそう思える。
孤独であれ
自分が何者かを考えるのは、一人でなければできない。
自分のやりたいことを見つけるのも、一人の時間が必要だ。
孤独は怖いものじゃない。自由の入り口だ。
もっと自由に、もっと楽しく、孤独の世界を開拓していく。
まとめ
・楽しさと寂しさはブランコのように両方揺れるもの
・孤独のどん底では創造することが気持ちを昇華する
・「絆」はもともと家畜を縛る縄の意味だった
・孤独死は誰もがいつか迎えるシーン。恐れる必要はない
・自分のやりたいことを見つけるために、孤独は必要だ
孤独であれ。それが自由への道だ。

