NISAで損切、そんなことをした人はいるだろうか?
しーーん。
それが正解。
そんな経験はしてほしくない。
積み立て投資なら、そもそも損切りしてはならないことだ。
損切、私はした。
日本株の個別銘柄を買っていたからだ。
なぜ個別をNISAで買ったのか?
私は自分の読みに大いに自信があったのだ。
絶対上がる。
特定口座で買うのは税金分、もったいない。
絶対いける。
少なくとも当時の私はそう思った。
そう思わないと普通はNISAで個別銘柄は買わない。
大した自信だよ。私。
「まさか」をやってしまった
そのみけまね太鼓判銘柄がやらかした。
大きくやらかした。
子会社が不正していたため、決算発表が遅れるというのだ!!
不正による被害額を、親会社である私が買った会社が把握できていない状態。
ありえんじゃろ?!と思わず言ってしまった。
唇をかんだ。
社長は何してんだよって。
瀬戸内の田舎で誰も聞いていないのに叫んだよ、私は。
数日考えた。
「上場廃止」そんな言葉が頭をよぎる。
市場参加者を欺いた、それは上場するに値しない。
大きい会社なので「それはない」と思った。
しかし私は損切りした。
なぜか。
不正をする会社は、また繰り返すと思ったから。
それ以上に、腹が立ったから。
この銘柄を買う前、経営者が「儲かってる、これからは当社の技術が……」と、すごい自信でしゃべっていたのを聞いたからだ。
間違いない。
この経営者が言うなら間違いない。そう思わせる番組だった。
しかし蓋を開けてみたらこれである。
耳を疑った。
自分が信頼できなくなった会社の株はいくら割安だろうが持てない。
怖くて私の虎の子を預けられない。
自分のかわいい子を嘘つき会社に就職させられないのと同じだ。
自分のミスは認めて切る。
びびりでへたっぴな私も30年も市場を見たら多少はできるようになった。
損切り額60万円。ボーナスが吹き飛んだようなものだ。
一番きつかったのは、株価ではなかった
今振り返ると、一番きつかったのは株価ではない。
自分が信じていた会社を信じられなくなったこと。
そして、
「この会社なら大丈夫」そう思った自分の判断が外れたことだった。
NISAで損切りして学んだのは「個別株をNISAで買わないこと」これだ。
実はこの気づきの前に、すでに買っていた個別銘柄が成長投資枠にある。
評価損の銘柄が複数。
買ってしまったのでこれらはホールド中だ。
誠実に経営している会社群なのでホールドを続ける。
しかし今後はNISAでは個別銘柄は一切買わないことにした。
大事なNISA枠を、自分の甘い見立てで使うわけにはいかない。
■まとめ
・NISAで個別株を買う場合は、企業リスクを受け入れる覚悟が必要
・60万円の損切りより、自分の判断を信じられなくなることがきつかった
・不正をする会社は繰り返す。信頼を失った会社の株は即手放す
・NISAはインデックス投資で使う。個別株は特定口座で
正直、泣いた。でももっと悔しかったのは、自分の思い込みにNISA枠を使ってしまったことだ。
<みけまねの覚書>
NISAは非課税の魔法のお鍋だ。
その大切な枠を、自分の思い込みで使ってはいけない。
60万円で学んだ、私なりのルール。
関連記事
▶ 50代おひとり様|一人になる不安と、私がお金を育てている理由
▶ NISA口座SBIか楽天か問題に終止符を打つ話|答えは簡単だった
▶ 老後資産の安全ラインはいくらか?|72の法則が50代に教えてくれること

